目次
- Fedoraの情報や入手方法
- コンピュータ構成
- CPUが仮想化対応かどうか確認する方法
- カーネルモジュールがロードされているか確認する方法
- ディスク構成
- Linux KVM関連パッケージの導入と設定
- パッケージのインストール
- ネットワークの設定
- ホストOSの/etc/network/interfaces
- ‘brctl show’コマンドを実行
- 仮想マシンのマネージャーの起動
- 仮想マシンの作成
- Fedora19のインストール
- 仮想マシンの実行と停止
- 参考リンク
Fedoraの情報や入手方法
コンピュータ構成
- マザーボード:P5B Deluxe
- CPU:Intel(R) Core(TM)2 Quad CPU Q6700 @ 2.66GHz
- メモリ:5GB
- ハードディスク:2TB(Serial ATA接続)
- ホストOS:Debian Jessie amd64
CPUが仮想化対応かどうか確認する方法
コマンドラインから下記のコマンドを実行することで確認できる.
- intelプロセッサの場合 cat /proc/cpuinfo | grep vmx
- AMDプロセッサの場合 cat /proc/cpuinfo | grep svm
- CPUがintelプロセッサの場合の出力例 cat /proc/cpuinfo | grep vmx
flags : fpu vme de pse tsc msr pae mce cx8 apic sep mtrr pge mca cmov pat pse36 clflush dts acpi mmx fxsr sse sse2 ss ht tm pbe syscall nx lm constant_tsc arch_perfmon pebs bts rep_good nopl aperfmperf pni dtes64 monitor ds_cpl vmx est tm2 ssse3 cx16 xtpr pdcm lahf_lm dtherm tpr_shadow vnmi flexpriority
flags : fpu vme de pse tsc msr pae mce cx8 apic sep mtrr pge mca cmov pat pse36 clflush dts acpi mmx fxsr sse sse2 ss ht tm pbe syscall nx lm constant_tsc arch_perfmon pebs bts rep_good nopl aperfmperf pni dtes64 monitor ds_cpl vmx est tm2 ssse3 cx16 xtpr pdcm lahf_lm dtherm tpr_shadow vnmi flexpriority
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カーネルモジュールがロードされているか確認する方法
lsmod | grep kvm
kvm_intel 123583 0
kvm 301458 1 kvm_intel
intel CPUの場合,kvmintelがロードされていればO.K.
ディスク構成
本番環境と同程度の性能を出したいのでLVM(論理ボリュームマネージャー)を
使って作成したLV(論理ボリューム)を仮想マシンに割り当てる.
その他下記のものをストレージとして利用できる.
- イメージファイル
- ブロックデバイス(ディスク全体,もしくはパーティション)
Linux KVM関連パッケージの導入と設定
パッケージのインストール
aptitude install virt-manager qemu-kvm hal
一般ユーザの追加
一般ユーザーで仮想マシンマネージャー(virt-manager)を起動し,
仮想マシンを管理できるようにするため,
libvirtグループに,一般ユーザを追加する.
adduser hoge libvirt
ユーザ `hoge' をグループ `libvirt' に追加しています...
ユーザ hoge をグループ libvirt に追加
完了。
ネットワークの設定
本番環境のサーバーと同じ構成にするため,ブリッジ接続にする.
ホストOSの/etc/network/interfaces
物理ケーブルはeth1につながっている.
- DHCPを利用する場合 The loopback network interface auto lo
iface lo inet loopback The primary network interface auto br0 Set up interfaces manually, avoiding conflicts with, e.g., network manager iface eth1 inet manual Bridge setup iface br0 inet dhcp
bridge_ports eth1 - 固定IPアドレスを設定する場合 # The loopback network interface
auto lo
iface lo inet loopback The primary network interface auto br0 # Set up interfaces manually, avoiding conflicts with, e.g., network manager
iface eth1 inet manual # Bridge setup
iface br0 inet static
bridge_ports eth1
address 192.168.3.3
broadcast 192.168.3.255
netmask 255.255.255.0
gateway 192.168.3.1
OSを再起動する.
‘brctl show’コマンドを実行
bridge name bridge id STP enabled interfaces
br0 8000.0040c799d999 no eth1
eth1が表示されればO.K.
詳しくは ⇒ BridgeNetworkConnections – Debian Wiki
仮想マシンのマネージャーの起動
virt-manager &
仮想マシンの作成
新しい論理ボリュームの作成
ボリュームグループpoolから論理ボリュームfdld6419を作成する.
sudo lvcreate -L 8G -n fdld6419 pool
仮想マシン名の設定とインストール方法の選択
仮想マシンマネージャーのウインドウで「localhost (QEMU)」という部分
にカーソルを合わせ,「右クリック」⇒「新規(N)」または上部の「新規」ボタン
を押す.仮想マシン名は「Fedora191-KDE-X8664」とした.
ダウンロードしたISOイメージを使うので
デフォルトの「ローカルのインストールメディア」を選択する.
- Fedora 19 デスクトップ版について 標準的なGNOMEベースのFedoraデスクトップ版のISOイメージで最初インストール した.しかし,インストール完了後ログインしてもデスクトップ画面に移行せず かたまってしまう現象が出る.原因不明で今回はKDE ベースの Fedora デスクトップ版「Fedora 19 KDE Spin」を使用した.
インストール元メディアの選択
「ISOイメージを使用」を選択する.ダウンロードしたISOファイルを指定する.
OSの種類は「Linux」,バージョンに「Fedora19」がなかったので
「Fedora18」を指定した.
仮想CPU数,メモリ容量の選択
メモリーはデフォルトの「1024MB」,CPUは「2」にした.
仮想ディスクの設定
ここでは,下の参照ボタンをクリックしあらかじめ作成した「fdld6419」を指定する.
ネットワークの設定(ブリッジ接続する場合)
「詳細なオプション」をクリックし,ブリッジ接続になっているか確認する.
「完了」ボタンを押す.
こうして仮想マシン完成し,次にFedoraのインストーラーが起動する.
Fedora19のインストール
ここは何度もやっているので割愛する.
インストール画面の指示に従ってゆけば迷うことなくインストールできる.
注意すべき点は,最初の仮想マシンの画面が小さいので広げてボタンを見易く
することくらい.
仮想マシンの実行と停止
仮想マシンマネージャー上から
- 実行
対象の仮想マシンを「右クリック」⇒「実行」.
- 停止
対象の仮想マシンを「右クリック」⇒「シャットダウン」⇒「シャットダウン」.